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IN THE FOREST -3- Leaf / Line

IN THE FOREST -3- Leaf / Line

Leaf / Line
2016

放射状に広がっている10本の細いラインが特徴です。
ブローチとピアス・イヤリングがあります。

 

モチーフとなった植物は初めての八ヶ岳で硫黄岳へ向かう途中森の中で見つけました。

その日は桜平登山口から登り硫黄岳山荘で1泊する予定でしたが、歩いているとだんだんしんどくなってきてペースも落ちてきて、あ、ちょっとこれは無理かも。。と思い、手前のオーレン小屋に宿泊を変更させてもらうことになりました。
こんなに不調になるとも思ってもいなかったのと目的地まで歩けなかったことがとてもショックでしたが、山小屋のご主人が優しく迎えてくれてホッとしたことを今でもすごく覚えています。夜ご飯のお肉がとても美味しかったことも。
宿泊していた方々にも、焦らずともまだまだ人生は長い。と励まされました。

次の日、体調は回復したけれど少し不安な気持ちで硫黄岳へ向かう途中、苔に覆われた大きな岩の上で見つけました。
とても繊細な形に惹かれて写真を撮りながら、元気になってよかったと心から思いました。

 

 

植物の名前はイワセントウソウ。入笠山の湿原でも見つけました。

イワセントウソウ(岩仙洞草、学名: Pternopetalum tanakae)は、セリ科イワセントウソウ属の多年草。日本では、本州、四国、九州に分布し、深山の木陰の湿った岩場や苔上などに生育する。世界では、朝鮮半島、中国大陸に分布する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

 




温かみのある真鍮素材のブローチは、バックやリュックの紐が当たらない襟元や帽子などがおすすめです。

ピアス・イヤリングは白く仕上げたマットな質感のシルバーも、優しく繊細な光を放つゴールドも、どちらも耳元を明るくしてくれます。

硫黄岳の思い出といっしょにこれからも大切にしていきたいアクセサリーです。