いつまでも続くように思えたこの状況も少しずつ変化が訪れ
街にも活気が戻りつつあります。
久しぶりの人の賑わいに戸惑いを覚えつつ、
すぐにまた以前と同じような日々に戻ってしまえば
人気のない街の景色が懐かしいと思い出すようになるのかもしれません。
私たちの日常が変わっても、変わらなくても
身の回りにある草花は季節と共に咲いては枯れ、
季節の訪れを伝えてくれます。
冬の終わりを告げるように咲くハナニラやスノーフレーク。
春になってヒナゲシが空き地を占拠したかと思えば、
梅雨前の爽やかな風にお椀の形をしたツキミソウの花が揺れている。
樹々が茶色に色付く頃、ノジギクが園芸ネット越しに顔を出し
やがて冬が訪れると、植木のみかんに太陽みたいな色が差す。
通勤、通学の道端や、アパートの塀の隙間、
信号を待っている車窓から、名前を知らなくても
日々の暮らしの中できっと目にしたことのある身近な花が、
それぞれの記憶と結びついて、これからの日常に
彩りを添えることが出来たらうれしいです。
2021
彩りを添えることが出来たらうれしいです。
2021
Blooming on the path
for Spiral market
2022
Blooming on the path
for Spiral market
2021