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ATELIER

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新年早々緊急事態宣言が発令されてから、ほぼ自宅とアトリエだけを自転車で往復していた毎日でした。

定期的に開催していたオープンアトリエは難しくなりましたし、ご遠方の方々にもぜひ制作風景をお伝えしたいなと以前から思っておりましたので、アトリエのご紹介をしたいと思います。


アトリエは東京都台東区にある廃校になった学校の1教室を使わせてもらっています。
昭和3年に建てられたレトロな校舎で、現在は台東デザイナーズビレッジ(以下デザビレ)という施設となり、YURI MIYAYA含め14ブランドが事務所として入居しています。

昨年末開催した個展は、デザビレの1階にある広い教室を使わせていただきました。(展示の様子)

毎日1人で過ごしていますが、廊下を歩いていると誰かとすれ違ったり、部屋に立ち寄ってくれたりするアトリエの仲間が居てとても有り難い環境です。
(一緒にデザインの仕事やBRANCH PAPERを制作している夫は、別の仕事もしていまして平日はわたし1人です。)


アクセサリーの形を考えるときは、金具の位置やサイズ感などを検討するためにも必ずモデルを制作します。
登山中に目にとまる植物は形の輪郭やその佇まいに惹かれるものばかりで、削りたい...!と一瞬で気持ちが高まるのですが、実際に立体にしてみると、とても難しい形だったり、上手くまとまらないこともしばしばあります。

初期から制作している、IN THE FORESTシリーズは自分の中で納得して出来上がった形です。
4・5年ほど制作し続けているものもありますが、同じ工程を全く飽きることなくいつも新鮮な気持ちで手を動かしています。

やすりで形を整えていく作業は、山を歩くときと同じで無心になれるとても好きな工程です。整った形を磨いたり、表面をマットに仕上げたり、一つ一つ丁寧に手作業で行い完成です。
全て山で見つけた時の植物の印象を大切にしながらつくっています。

 


メールのやり取りや梱包作業もこのアトリエで行っています。
いろいろな過程を経て商品を無事お届けできたとき、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。


デザビレの使用期間は3年間という決まりがあり、この場所で活動できるのも残り1年ほど。情勢次第ですが、またオープンアトリエやワークショップなど開催できたらいいなと思っています。

機会がございましたらぜひ遊びにいらしてください。


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