ヨセミテ国立公園 1日目 Yosemite National Park ~ Day 1 / by Shimpei Miyata

6月最終週の1週間ほど、アメリカへ行ってきた。
主な目的はYOSEMITEでのトレッキング。
アメリカに行くのも、海外でのトレッキングも初めての経験で、ましてやそこまでの移動にレンタカーを借りて自分で運転して行くなんて、去年まで考えもしていなかったが事前に調べればなんとかなる、という当たり前のことを学んだ気がする。


と、言うわけで6/25(sat)の初日にSanFranciscoに到着し、次の日からAvisレンタカーで車を借りて一路YOSEMITEを目指す。
左ハンドル、右車線の洗礼に逆走したりウィンカー出そうとしてワイパー動かしたりといった、お決まりの行動を取るも意外に街さえ出れば慣れるもんでカリフォルニアのフリーウェイを車で走っているという映画でよくある憧れていた状況と、見渡す限りに続いていくなだらかな丘の広大な景色に舞い上がってしまい運転の不安は早々に薄れてしまった。何よりオプションでつけたカーナビが優秀だったことも大きかったかもしれない。

と、まあS.Fからヨセミテに関しての話は後ほど書くとして(多分)とにかく慣れないながらも頑張ってハンドル握りながらアクセルを真面目に踏んでいたら、4~5時間ほどで無事にヨセミテの中心地、ヨセミテバレーに到着した。

ヨセミテはこの時期が最も人気の季節らしく特にこの6月最終週の1週間がピークの様で、事前に分かってはいたものの我々の到着した16時頃は案の定駐車場に空きは全くなく、レンジャー達の指示に従って2周程グルグルとヨセミテバレー内をドライブさせられた。

ちなみにこの時期、確実にヨセミテバレー内の駐車場に車を駐めようと考えている人は朝8時までに入るか、もしくは夕方18時以降にしましょうと公式サイトでは書かれているので要注意。

さすがに途中でこのまま周っていても日が暮れるのを待つだけだと、レンジャー達の悪気ないトラップに気付き、路肩のスペースに駐車して一件落着。
まあそういった意味では、駐車場が一杯でも路肩に車を駐めるスペースは結構あるので、そういうところを探せば何とかなるのかもしれない。ただし路肩でも車停めてはいけないところはもちろんあって、そういうところには「NO PARKING」の立て札があるので気をつけましょう。

ひとまずは中心のVillage StoreやVisitor Centerを訪れて情報収集。

結局到着後散策し始めた時間は16時を回っていたが、この時期の西海岸は日が長く20時位まで明るいので色々と忙しく動き回る観光者には有難い季節だ。
 

と思って悠々と過ごしていたらどうやらVisitor Center等の大半の施設は17 時までだった様で、危うく情報収集出来ずに初日を終えるところだった。

ギリギリ滑り込んだVisitor Centerはレンジャーの方が色々な質問に答えてくれるとても重要な施設で、しかも運の良かった事に受付の方は日本人のお姉さんで懇切丁寧に見所や、お勧めトレッキングプランなどを教えてくれた。
日本語で。これ重要。

なんとなく多少は分かるかと思っていた英語は、ネイティブの光速の様なスピードに全く着いていけず、到着初日のS.Fでまあ見事に根拠ない自信は打ち砕かれたので、ハーフドームの許可証の事や、ウィルダネスパーミットに関しての事など、現地で手配しなければならないものに対する、少しややこしい内容の質問は日本語でやりとり出来て、本当に助かった。
名前を聞き忘れてしまった事が悔やまれるが、ありがとうございました、と改めて伝えたい。
ありがとうございました。(伝わってない)

ヨセミテバレーはバレーと名のつく通り、ヨセミテの中心の谷間になっている部分に位置しており、どこを見ても巨大で荒々しい岩山が顔を覗かせる。
車でここに到着するまでもカーブを曲がるといきなりセンチネルロックなどが
目の前に現れて、運転に集中することが難しいほどだ。

『山』ではなく『岩』としか言いようがないそれらは圧倒的な迫力でもって視界に入ってくる。大きさ的にはハーフドームでも2693Mなので日本にも数ある山々と同程度かそれ以下なのだけれど、切り立つように突然そびえ立つ唐突さと、木々の生えないつるりとした質感(遠目に見える印象)によって決定的に日本ではないことを実感させられる。

VisitorCenterで教えてもらった情報を元に、まずはEl Capitanのビューポイントへ向かった。最初は正面のCathedral RocksをEl Capitanだと勘違いしてわーわー騒いでいたが、振り返った先に本当のEl Capitanが視界一杯に広がっており、歓声は半ば叫びに変わった。
自分たちで勝手に勘違いしといて何だが、見所が多すぎて全く油断も隙もあったもんじゃない。

その後は夕日を見るためにGlacier Pointへ。
Glacier Pointはヨセミテバレー内からのFour Mile Trailというトレッキングコースを歩いても行けるが、車でもぐるっと南側を回れば到達できる。
約1時間かけて山道を走り、日が落ちきる前の20時半頃に滑り込みで到着。
ここでもギリギリ。

ギリギリではあったもののタイミングはベストだったようで、夕暮れ色に染まるバレーを一望でき、夕日がハーフドームをオレンジに染める瞬間も見ることが出来た。緑の制服に身を包み、ハットを被ったレンジャーの方がそこにいる人達に説明をしている姿も和やかで、静かな幸福感で満たされながら聞いていたけどなんて言ってるかは全然分からなかった。すげーだろってことだと思う。要約すると。

もはやこの段階でヨセミテに来た目的は達成されたような心持ちになったが、よく考えれば今目の前に見えている半分切り落とされたような岩山、見た目そのままのHalf Domeに登ることを思い出して、現実味の無さにうーむ、となってしまった。

加えてこの辺りで体力が尽きかけていたので、あまり深く考える思考能力は残っておらず堪能した後、急ぎ今夜の宿泊場所Wawona Campへ。

さらにそこから40分ほどかけて辿り着いた時には22時近くなっており、流石に真っ暗になってしまっていた。
体力の限界でフラフラになりながら、暗闇の中自分たちのテントサイトの番号にテントを張り急いで眠りについた。
明日もまた早い。

ハードだ。