西沢渓谷 Nishizawa Canyon by Shimpei Miyata

紅葉を見に行こう!と意気込んで10月上旬に向かった西沢渓谷の記録。紅葉の名所として知られる場所なので人の多さが心配だったけど、結果としては紅葉時期にはまだまだ早かったようで、木々のほとんどが緑とうっすら枯れ色になった、まさにこれから色づき始めのような紅葉一歩手前を満喫することになった。今まで紅葉と言うものを正確に認識して来なかったため、未だにその時期を測りかねている。今回に関しては、およそ2週間以上早かったみたい。そのことを来年まで覚えてられるかどうか。

木々の下を歩いていると葉っぱや木の実、樹皮や花びらなど何かしら降ってくる。ここでも日の光に照らされて光る宙に舞うものを何とは無しに見ていたら、無数に漂うそれらは落ちていかずにその場でクネクネと動いていた。ギョッとしてよく見てみればそれらは全て小さな何かの幼虫のようで、改めて見渡してみると、日光浴をしているかのように糸に吊るされた無数の幼虫がユラユラと宙を漂っていた。
山の中はたくさんの情報に溢れていて、見ているようで意外と見えていないことが多い。今回も目の焦点距離を空中の何も無いように見える場所に合わせないとうっかり見落としてしまっていた。まぁ見えたからといって大した発見でも無いのだけど、そういうことが恐らく他にも沢山あるのだと思う。

ぐるりと一周ハイキングコースを歩いて戻ってきて約10km。途中で何段にも連なる滝を観ながらの程よいハイキングだった。次は紅葉時期を逃さず来られるといいな。