雲取山 Mt.Kumotori / by SHIMPEI

10月~11月は少し時間もできたので10月末に東京都最高峰の雲取山へ。2017mの雲取山には2017年に!というキャンペーンは知らなかったのだけど、どうやらちょうどその高さのようで、縁起も良いので冬山が登れる人は駆け込みで是非。鴨沢から入り、物語仕立てになった全10話の平将門逃走記の看板を見ながらの登山。

案の定というか、雲取山山頂に差し掛かる途中で日が落ち始め、山荘直前の笹が生い茂る原生林の巻道であっという間に暗闇に包まれる。巻道が東側斜面だったのも良くなかった。平静を装いながらも内心不安な気持ちを抱えながら先を急いでいると、途中でギー!と(おそらく鳥だと思うけど)謎の鳴き声が聞こえる。一層焦る気持ちを掻き立てられながら、登山道を覆い隠す笹の葉をかき分け、ぬかるんだ地面と張りだす木の根につまづきそうになりつつ先を急ぐ。
暗くなると途端に野生に取り込まれる感覚。なんとか到着した山荘の光と「おつかれ様」と声をかけてくれた人の声でようやくホッと気が緩んだ。

雲取山は様々なルートで登れるけれど、今回の三峯神社に抜けるルートは終わりに近づくにつれてのクライマックス感が凄くてオススメ。道の両脇に垂直に伸びる大木が連なり、霧がかった雰囲気と相まって霊験あらたかっぷりったらない。恐らく何も知らずに歩いたとしても、ただ事ではない雰囲気は感じ取れるくらい神秘的な雰囲気に満ち溢れていた。
三峯神社でお参りして、温泉入って、登る前よりも力がみなぎった(ような気がする)状態で街に降り立った時の万能感。その余韻で何とか今年を乗り切りたい。