カメラについて About my Cameras / by Shimpei Miyata

特別カメラについて詳しい訳でも拘りが強い訳でもないのだけど、ここ数年フィルムカメラを使い続ける中でなんだかんだで手持ちの機材が増えたり減ったり紆余曲折あり、ようやく最終的な所に落ち着いた感じがするので一度この辺りで纏めておこうかと。カメラに興味のない人は(しかもほとんどアナログカメラ)なんのこっちゃらの内容だと思うのでへー、くらいでさらっと流して下さい。


1. Nikon 35mm 一眼レフ F3,FM3A,FM2

いつも山へはNikonの35mmフィルム1眼レフを持って行き8割くらいはそれで撮影している。つい最近にFM3Aに移行したのだけど最初はFE2(写真にはない)から始まりFM2を経てFM3Aに至るという至極ストレートで面白みのない道を辿って来た。おかげでNikon一眼レフの進化の過程は手に取るようにわかったけど、Nikonの呪縛からは逃れられなくなってしまった感じがする。

真ん中が現在の主力機FM3A。右がその前まで3~4年程使用していたNewFM2。左がFM2を壊してしまって次のFM3Aになるまでの間に友人から借りて一月程使用させてもらったF3。F3が1980年、NewFM2が1984年発売に対して2001年に発売のFM3Aは最後のマニュアル1眼レフとあって、あらゆる面においてバランスの取れたとてもよくできたカメラだ。

FE2,FM2,F3とそれぞれに良いところがあり使い勝手には満足していたはずだったけど、使っているとやはり微妙に使い勝手の悪い部分が気になってくる。FM3Aはそういった、ここがこうだったらいいのになぁを全て叶えたような機種で、つまり今のところ自分にとってはパーフェクト。今までの機種を経てきたからこそ実感できるのかもしれないけど、痒い所に手が届くってのはまさにこういう事だ!と思った。絞り優先オートが使える事や、露出計の表示の仕方、AEロックのボタンの配置だったりと、これまでのカメラを踏まえた上で細かく調整されているので使っていても嬉しくなってしまう。メカニカルシャッターと電子制御式シャッターのハイブリットなんて説明を聞いても何がいいのかさっぱり分かっていなかったもんなぁ。


2.PLAUBEL makina67

それから山へ持ち出せる中判カメラということでPLAUBEL Makina67。最近では写真家の石川直樹さんが主に使用しており、雑誌や本などでよく紹介されているためそれに憧れたボーイズアンドガールズ達がこぞって買い求めているとかいないとか。かく言う自分もその中の一人。なにより見た目のデザインもかっこいいしね。

レンズが蛇腹に引き出せるようになっており収納された状態だと3cm程度に薄くなるため確かに持ち運びはしやすいのだけど、持った感覚としてはズッシリと重たい。その代わり撮れる写真はもの凄い解像度でもって写ってくれるのでうまく撮れると本当に苦労して持ってきた甲斐があったと思えるカメラ。逆に持ち出したはいいものの 、結局ほとんど撮らなかったり、撮ってもイマイチな写真だと無駄にダンベルをぶら下げて登山したような深い徒労感に包まれるカメラでもある。

最近は少しずつ扱いにも慣れてきて気にいる写真も撮れるようになって来た気がするのが救い。ただし撮影準備には相変わらず戸惑う。

3.Agfa Optima1035

重たいカメラが増えるとその反動か軽くてもう少し気軽に撮れるコンパクトカメラが気になり始める。そんな時にたまたまオークションで見つけたAgfa Optima1035はMakinaをそのまま小さくしたようなそのルックスに一目で心射抜かれる。Made in Germanyでディーター・ラムス時代のBraun社のデザインも彷彿させるようなミニマルでインダストリアルなデザインだけど、そのサイズのせいか丸みのついたエッジのせいか、可愛らしくて愛嬌のある感じも物凄く良い。デザインだけで決めるならばあらゆるカメラの中でもこのOptimaが一番好きかもしれない。

赤いシャッターボタンもアクセントとなっていてとても良い。これの上位機種のAgfa optima1535はレンジファインダー式になっていて、機能としては進化していていいのだけど、ファインダー部分が結構せり出す為、外観のデザインとしては1035がベストだと思う。ピント合わせがある程度勘に頼る部分が大きいので中々撮影が難しいけどうまくハマればしっかりと撮れる。

makinaと並べると親子かと思えるほどに似ていて微笑ましい。

4.CONTAX T3

さらに流行にのってフルオートのコンパクトカメラCONTAX Tシリーズを探していた所、これまた心優しい別の友人が貸してくれたCONTAX T3。CONTAX自体、元々高級コンパクトカメラという位置づけで定価も10万以上するものだけど5年位前までは探せば2~3万円程度で買えた機種。ところが最近になって写ルンです始めフィルムのコンパクトカメラ人気が再燃した結果、今となっては中古でもほぼ元の定価レベルまで相場が高騰してしまってそう簡単には手が出せなくなってしまっている。

安かったあの時買っておけば!と思うけど、その時はコンパクトカメラに興味がなく、世間の流れに流された結果、今欲しくなっているわけだからなんにも言えない。自分のミーハー具合に少し恥ずかしくなってくる。

そんなわけなので大金出して買わずに済んでとても助かりました。そんな借り物の高級品を山へ持ち出すのは気がひけるものの、流石に写りはOptimaよりシャープでよい。ただ肝心な時に電源が入らないトラブルが多いのでいまいち信用ならず。(人のものにダメだし)一度修理に出す必要があるか。

さらにこれまた仕事で知り合った方から譲ってもらったFuji GS645S の中判カメラ。ブローニーフィルムの中では一番フォーマットの小さい6×4なのでカメラ自体も軽くて持ち運びにはとてもいい。躯体もほとんどプラスチックでできておりオモチャのカメラのようで、シャッターを切ってもパチンッという頼りないシャッター音がなるだけだが、そこは64判とはいえ中判。撮れる写真は35mmより圧倒的に解像度高いのでそのギャップが面白い。
ただこれもMakinaを買ってから中判カメラの枠を譲った感じで出番は少ない。

最後に折角なので並べて撮ってみる。並べるとアベンジャーズのようでなんだか頼もしく感じてしまう。(アベンジャーズにしては偏りありすぎか)今後しばらくはこのラインナップ(といって実質使うのは半分だけど)で撮り続ける予定なので壊さないように大切に扱わなければと改めて思った次第です。

という訳で思いの外長くなってしまったカメラの話でした。また何か更新があれば書く、のかな?