北横岳  Mt.Kitayokodake / by Shimpei Miyata

2018年になり既に1月半が過ぎようとしていて、この調子だと一瞬で東京オリンピックの年を迎えそうな気がして怖い。
今年の年始に岐阜の長月さんでの展示の帰りに、折角だからと長野の北横岳に寄って帰ってきた。(全く近くはないけど)北八ヶ岳ロープーウェイで2200m付近まで上がった後、坪庭を通り約一時間半程度で北横岳の山頂へ。夏には訪れたことがあったけれど冬の雪に覆い隠された山は、色々な要素が削ぎ落とされて潔く、そして力強く見えた。
キンと冷えた空気を肌に感じながらひとまずの目的地として北横岳山頂を目指す。まだまだ雪山初心者なので山頂より先へは行かず、あくまで散策程度に留める。

歩き始めの晴れ渡り、光が反射して眩しいほどに透き通る白と、中盤以降の暗く曇り霧に覆われた、塗られたような白の対比が雪山の美しさと怖さを現しているようでもあった。
平日だったせいか山小屋は空いておらず、それだけが残念だったけれど山小屋の楽しみはまた次回以降にとっておこう。感覚の麻痺した指先を摩りながらロープーウェイ乗り場へ戻り、受付のおじさんにmakinaを羨ましがられて誇らしげな気分になりながら駐車場へと戻った。